文政権の政策を覆した政府「原発30%以上、新ハンウル3・4号機再開」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.05 13:44
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が原子力発電に力を入れ始めた。2030年までに原子力発電の比率を全体の30%以上に引き上げ、新ハンウル3・4号機の建設も公式再開することにした。政府は5日の国務会議でこうした内容を盛り込んだ「新政府エネルギー政策方向」を議決、発表した。
今回の政策方向の核心は、これまでの国政課題や公聴会などで予告してきたように「原発の強化」だ。文在寅(ムン・ジェイン)政権が確定した2030年のNDC(国家温室効果ガス削減目標)40%を維持するものの、原発の比率を高める形で「エネルギーミックス」を再確立するということだ。産業通商資源部は「ウクライナ情勢など世界エネルギーサプライチェーンが不安定化し、エネルギー安全保障、炭素中立目標達成のためのエネルギー政策の役割がいつよりも重要だ」と背景を明らかにした。