米国が韓国と多国間海上訓練「環太平洋合同演習（リムパック）」で乗船検索訓練を実施した事実を異例にも公開した。

米国のインド太平洋司令部と軍によると、米国主導の世界最大規模の多国籍連合海上訓練「リムパック」に参加中の韓国海軍特殊戦戦団（ＵＤＴ／ＳＥＡＬ）と米国特殊部隊がＶＢＳＳ訓練をした。

ＶＢＳＳ（＝Ｖｉｓｉｔ，Ｂｏａｒｄ，Ｓｅａｒｃｈ　ａｎｄ　Ｓｅｉｚｕｒｅ）は乗船検索訓練で、船舶に対する遮断、浸透、乗船、捜索、掌握の手続きを扱う。米国が両国特殊部隊の訓練と場面を公開するのは異例だ。

違法海上積み替えなどの手法で国際社会の対北朝鮮制裁を無視・違反する北朝鮮だけでなく、これを黙認・ほう助する中国・ロシアなど北朝鮮の後援勢力を狙った警告メッセージと解釈された。

リムパックは先月２９日に始まり、８月４日まで米ハワイ・カリフォルニア南部などで進行される。韓米日など２６カ国、艦艇３８隻、潜水艦４隻、航空機１７０機、兵力２万５０００余人が参加しているという。

韓国海軍のリムパック訓練参加は今回が１７回目となる。これに先立ち韓国海軍戦団は先月２－４日、沖縄南東の公海上で韓米海軍間の空母打撃群連合演習も行った。