【コラム】中国に対する非好感度、初めて80%超=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.04 10:33
韓中修交30周年を迎えて韓国国内各地で関連学術会議などさまざまな行事が進行しているにもかかわらず、韓国国民の中国に対する否定的な認識は強まっていることが明らかになり、今後の韓中関係が懸念されている。問題が深刻なのは過去初めて韓国国民の中国に対する否定的な認識が80%台に達したという点だ。街で会った10人の韓国人のうち8人は「中国が嫌い」と答える状況ということだ。さらに韓国の場合、世界で唯一、中国に対する青年層の非好感度が壮年層を上回り、衝撃を与えている。韓中関係の未来を担う韓国の若い世代が中国をさらに否定的に眺めているということだ。
米世論調査機関ピューリサーチセンターは世界の主要19カ国・2万4525人の国民を対象に実施した中国に対する認識調査の結果を先月29日に発表した。調査は2月14日から6月3日の間に行われた。その結果、回答者の68%が中国に否定的な立場を表した。最も強く反中感情を表した国は日本で、87%が「中国が嫌い」と答えた。2番目は、新型コロナの起源について中国を独立的に調査すべきだと主張して中国の憎悪を買い、各種経済報復を受けているオーストラリアで、86%が中国を否定的に認識している。3位はスウェーデンで、83%が中国を非好感国家とみている。スウェーデンはストックホルムに駐在する中国大使が2020年に「脅迫」に近いコメントをしたことで怒りが強まり、反中感情が80%を超えている。4位は中国と多くの点で対立する米国で、82%が中国に対する否定的な認識を見せた。