中国・王毅外相、東南アジア5カ国訪問…NATO・AP4協力に対抗
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.04 08:41
AP4(アジア太平洋パートナー=韓国・日本・オーストラリア・ニュージーランド)のNATO(北大西洋条約機構)首脳会議出席を機に、国際社会の新冷戦構図が本格化している。米国は自由・民主主義・人権など価値基盤の反中包囲網を構成しようとする動きを加速化し、これに対抗して中国はBRICS(中国・ロシア・ブラジル・インド・南アフリカの新興経済5カ国)や東南アジアなどにラブコールを送り、NATO牽制のスクラムを組んでいる。
NATOは今回の首脳会議で外縁を拡大し、戦略的アイデンティティを強化する方向性を明確にした。外縁拡大は韓国をはじめとするインド・太平洋地域国家がその対象だ。NATOが発表した新しい戦略概念では中国を「構造的挑戦(systemic challenges)」と明示し、「インド・太平洋パートナーとの対話協力強化」を強調する内容が盛り込まれた。韓国をはじめとするインド・太平洋諸国とNATO間の協力を土台に中国を牽制するという構想を公開発表した。