サムスン、世界最初のGAA3ナノ量産…超格差技術でまたリード
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.01 08:44
サムスン電子が30日、ゲートオールアラウンド(GAA・GATE-ALL-AROUND)技術を搭載した3ナノメートル(nm・1ナノ=10億分の1m)のファウンドリ(半導体委託生産)工程半導体の量産を始めたと明らかにした。GAA基盤の3ナノ工程で半導体製作に出た企業は全世界のファウンドリ企業の中でサムスン電子が初めてだ。サムスン電子は3ナノ工程の高性能コンピューティング(HPC)用システム半導体を最初に生産したことに続き、モバイルSoC( システムオンチップ)で搭載を拡大していく予定だ。
サムスン電子が3ナノ工程半導体の量産に成功できたのは、半導体トランジスターで電流が流れるチャンネル4カ面をゲートが囲む形である次世代GAA技術を世界で初めて搭載したためだ。GAAの構造はゲートの上・両側の3カ面をかばう既存のフィンフェット(FinFET)構造に比べて上・両側・下の4カ面をかばう。このような構造でトランジスター性能の低下を克服してデータ処理速度と電力効率を引き上げる。