最近、グローバルファッション業界で韓国スターの影響力はますます大きくなっている。ＢＬＡＣＫＰＩＮＫはメンバー全員が高級ブランドのグローバルアンバサダー。ジェニーはシャネル、ジスはディオール・カルティエ、ロゼはイヴ・サン＝ローランとティファニー、リサはセリーヌ・ブルガリのアンバサダーとして活動している。先月２６日、駐韓英国大使館で開かれたエリザベス２世女王の誕生日祝宴に参加したＢＬＡＣＫＰＩＮＫメンバーはそれぞれ自身が引き受けたブランドの製品を着て登場して注目を集めた。

最近では英国ブランドバーバリーが孫興民（ソン・フンミン）をグローバルアンバサダーに選定した。１３日バーバリーは「幼い時代から夢をかなえるために情熱を持って努力した孫興民選手がバーバリーハウスの信念『新たな可能性の発見』と『限界を飛び越える想像力の力』に合致する」としてアンバサダー選定の背景を明らかにした。

市場調査会社ステティスタが集計したグローバルラグジュアリー先導ブランドＴＯＰ１０でアンバサダーを選定しないエルメス、ロレックスを除外し、ルイ・ヴィトン（ＢＴＳ、チョン・ホヨン、カン・ドンウォン）、シャネル（ＢＬＡＣＫＰＩＮＫのジェニー・Ｇ－ＤＲＡＧＯＮ）、グッチ（イ・ジョンジェ、シン・ミナ、ＩＵ、ＥＸＯカイ）、カルティエ（ＢＬＡＣＫＰＩＮＫのジス）、ディオール（ＢＬＡＣＫＰＩＮＫのジス）、ティファニー（ＢＬＡＣＫＰＩＮＫのロゼ）、プラダ（ＮＣＴのジェヒョン）、バーバリー（孫興民）などすべてのブランドが韓国人アンバサダーを置いている。

アンバサダー、すなわち広報大使はモデルとは似ていながらも異なる。広告を撮影して一定期間ブランドに所属して広報活動を行うということは似ているが、一方的な従属関係よりはパートナーシップとしてつながっているという意味が大きい。あるファッションブランド関係者は「該当ブランドのイメージをよく見せることができ、時代的なアイコンとして影響力があって『ウィンウィン（ｗｉｎ－ｗｉｎ）』できる人物」とアンバサダーの意味を説明した。

ファッション業界関係者はアンバサダーとして最も重要な資質は「影響力」だと口をそろえる。特に、ブランド業界でＫ－ポップスターにラブコールを送る背景には彼らがＭＺ世代と呼ばれる若者たちにＳＮＳなどネット上で大きな影響力を行使するという点が大きい。

ファッション広報専門家のキム・ミンジョン氏は「既存グローバルスターに比べてＫ－ポップスターのオンラインでの掌握力は最高水準」とし「この程度に多くのオンラインファンダムを持つセレブも少ないが、Ｋ－ポップスターが疎通するように双方向で良質の疎通をとるセレブはさらに少ないという面で非常に競争力がある」と評価した。

セリーヌショーに登場して話題になったＢＬＡＣＫＰＩＮＫのリサの場合、２９日基準でインスタグラムフォロワーだけで７９８５万人だ。ＢＴＳのＶも４５６０万人で、彼らがブランドに関連した掲示物一つを投稿するだけでも全世界数千万人の人々に直接露出する。ティクトクでは２７日、＃ＬｉｓａＣｅｌｉｎｅ（リサセリーヌ）のハッシュタグがつけられたリサの動画が６０００万回以上の再生回数を記録した。

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