尹大統領、警察を叱責…治安監人事問題に「重大な綱紀紊乱」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.24 09:53
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が23日、警察治安監の人事問題に関連し「綱紀紊乱」「あきれる」などを表現を使って警察を強く叱責した。人事をめぐる行政安全部(行安部)と警察の責任攻防の中、尹大統領が行安部の主張を支持したものと解釈される。
尹大統領はこの日午前、ソウル龍山(ヨンサン)大統領室に出勤する際、記者から「警察治安監の人事問題を聞いているか」という質問を受けると、「本当にあきれることが起きた」とし「警察が行安部に推薦した人物をそのまま公示した」と答えた。続いて「まだ大統領の裁可もなく、行安部が検討後に大統領に意見も出していない状態で人事が外部に流出したうえ、あたかも覆されたかのように出たのは重大な綱紀紊乱」とし「これはあきれることであり、公務員としてはあり得ないことだ。あきれる」と語った。そして「私は行安部が検討した通りに裁可した」と述べた。前日に李祥敏(イ・サンミン)行安部長官が「大統領は決裁を一度しかせず、起案の段階にあるものを警察庁が人事公示した」と述べたのと同じ脈絡だ。