プーチン大統領、初めて多国間会談出席…EU・G7・NATO狙い「BRICS首脳会議」開幕
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.23 14:25
中国とロシアが主軸の「BRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカの新興5カ国)」首脳会議が23日、オンラインで開催される。2日間の日程の今回の会議では、米国と欧州が主導する欧州連合(EU)首脳会議(23-24日)、G7(米国・英国・日本・ドイツ・フランス・カナダ・イタリア)首脳会議(26-28日)、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議(29-30日)を牽制する議論が予想される。特にロシアは西側の制裁を避けてBRICS国家を糾合する貿易拡大を予告している。
首脳会議前日の22日に開かれたBRICSビジネスフォーラムの開幕式で、中国の習近平国家主席は西側のロシア制裁を強く批判した。中国国営中央テレビ(CCTV)によると、習主席は「制裁はブーメランであり諸刃の剣という点が改めて立証された」とし「世界経済を政治化、道具化、武器化して国際金融・貨幣システムの主導的地位を利用する恣意的な制裁は自らを害するだけでなく全世界の人々に災難を招く」と米国を狙った発言をした。
そして「ウクライナ危機は世界の人々に警鐘を鳴らした。力の地位を盲信して軍事同盟を拡張し、他国の安全保障を犠牲にしながら自国の安全を図れば、必ず安保の苦境に陥る」と一喝した。ブルームバーグ通信は「習主席が今回のウクライナ戦争の原因をロシアを敵対視したNATOの責任として処理している」と指摘した。