【社説】NATO会議で3回会う韓日首脳、関係改善の契機に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.23 10:17
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が29~30日にスペイン・マドリードで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に韓国大統領として初めて出席する。尹大統領のNATO首脳会議出席は就任後初の海外訪問、初めての多国間首脳外交という点を越えて、国際秩序の激変期に韓国の外交地平を大きく拡大するという点で意味が大きい。
金聖翰(キム・ソンハン)国家安保室長は昨日のブリーフィングで「NATO同盟30カ国は自由民主主義・法治・人権など普遍的価値と規範を共有する伝統友好国で、彼らと価値連帯を強化していきたい」とした。「北核問題に対する韓国の立場を説明して参加国の支持を確保する」とし、特に「予測不可能な国際情勢の中におけるNATO同盟との包括的安保基盤構築」という意味を強調した。ロシアのウクライナ侵攻以降、国際社会が民主自由陣営と中国・ロシアなど権威主義国家間の対立構図に固定化している現実で韓半島(朝鮮半島)安保のための選択という意味に聞こえる。韓国政府はこの際、NATO本部があるベルギー・ブリュッセルに在NATO代表部も新設すると話した。外交地平拡張の物的基盤を用意する時期適切な措置だ。