「文前大統領批判大字報」を張り出した20代、2審で無罪
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.23 09:49
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)前大統領を批判する大字報(壁新聞)を大学建物内に張り出し、1審で罰金50万ウォン(約5万2400円)刑を言い渡されていた20代青年A被告が22日、2審で無罪判決を受けた。
大学生団体「新全大協」(新全国大学生代表者協議会)所属のA被告は2019年11月24日午前3時ごろ、檀国(タングク)大学天安(チョナン)キャンパスの建物内部など4カ所に文前大統領の政策を批判する大字報を張り出した容疑(建造物侵入)で起訴された。大字報には中国の習近平国家主席の顔と、習主席に頭を下げるような格好を合成した文前大統領の写真があった。
1審裁判部は2020年6月22日、A被告の行為が平和を害したと判断して罰金50万ウォンを宣告した。A被告は直ちに控訴した。控訴審公判を担当した大田(テジョン)地方裁判所第5刑事部(部長イ・ギョンヒ)は22日、1審の罰金刑を破棄して無罪を宣告した。裁判部は「被告人が一定の時間帯以降、指定された場所に入って大字報を張り出した。この過程で平和を害する方法で侵入したわけではないので無罪を宣告した」と説明した。