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底はどこなのか…NY反騰も韓国株式市場とウォン相場は年間で最安値

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.22 14:08
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22日、韓国総合株価指数(KOSPI)とコスダック指数(KOSDAQ)が揃って52週新安値をつけた。ウォン相場も今年に入って最もウォン安が進んだ水準で取り引きされている。21日(現地時間)、ニューヨーク株式市場3大指数がすべて2%の反騰に成功したが、韓国の株式市場までまだ薫風が届いていない。

22日午前11時10分基準のKOSPIは前日比1.45%安の2374.09で取り引きされている。この日KOSPIは、前日米国株式市場が反騰した影響で反発スタートとなったが程なくして下落に転じた。取引中に一時2366.69まで押され、20日に記録した52週の最安値(2372.35)を2日ぶりに更新した。

 
同じ時刻、KOSDAQは前日比2.07%安の762.18で取り引き中だ。この日KOSDAQも取引中に760.28まで下落し、 KOSPIと同じように20日の年間の最安値(763.22)記録を更新した。

この日外国人・機関投資家はKOSPIとKOSDAQの両市場で攻撃的な「売り」攻勢をかけて下方圧力を大きくしている。外国人・機関はKOSPI(外国人2053億ウォン、機関2098億ウォン)とKOSDAQ(外国人1057億ウォン、機関485億ウォン)で売りに出ている。個人が単独でKOSPI(4036億ウォン)、KOSDAQ(1505億ウォン)で買い越して市場を防御している。

国内の株価が再び下落に転じたのは3月から続いた貿易収支の赤字が年内は継続するという見通しが負担として作用したという分析だ。この日貿易協会は、今年の貿易赤字が147億ドル(約2兆円)に達し、世界金融危機が襲った2008年以降、初めて赤字に転じることになるだろうと見通した。

サムスン証券のソ・ジョンフン研究員は「経済指標が振るわない状況で依然として高い国際原油価格と市場金利などが投資心理を萎縮させている」と説明した。

ウォン安も急激に進んでいる。この日、ソウル外国為替市場におけるウォン相場は前日比2.1ウォンのウォン高ドル安となる1ドル=1291.5ウォンで取り引きを始めたが、再びウォン安に転じてこの1年で最安となる1ドル=1294.8ウォンまで進んだ。

反面、前日夜ニューヨーク株式市場は買い戻しが膨らみ、大幅に反発して引けた。21日(現地時間)、ダウ平均株価指数は前営業日比2.15高の3万530.25ドルで終了し、ナスダック(2.51%)とS&P500(2.45%)も2%以上上がった。

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