「米国の軍事力が危うい」NYTの警告…尋常でない中国の「レーダー妨害挑発」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.16 17:58
米国がアジアで中国に軍事的優位を失っており、この地域で軍事力を強化すべきという主張がニューヨーク・タイムズに掲載された。カーネギー財団インド太平洋安全保障選任研究員のアシュリー・タウンゼント氏と英国際戦略研究所(IISS)アジア支部長のジェームズ・クラブトリー氏は15日、同紙に寄稿したコラムを通じて米国は中国の挑戦に緊急に対処すべきとしてこのように強調した。
2人の専門家は先月26日に中国の戦闘機が南シナ海上空で監視活動をしていたオーストラリアの哨戒機を相手に威嚇飛行をしながら相手のレーダーを混乱させるチャフと呼ばれる金属片を散布した事件をはじめとして、中国の挑発が頻繁になったと指摘した。中国の戦闘機は最近、インド太平洋空域で国連の承認の下に北朝鮮の国連制裁違反の有無を監視するカナダ空軍の哨戒機にも数十回にわたり6~30メートルまで近接飛行をした。これと関連してオーストラリアのアルバニージ首相とカナダのトルドー首相は「極度の懸念」を表明した。