金正恩（キム・ジョンウン）北朝鮮国務委員長がロシアとフィリピンに相次ぎ祝電を送った。

金委員長は１２日、ロシア祝日「ロシアの日」に合わせてウラジーミル・プーチン大統領に祝電を送った。祝電には「あなたの指導の下にロシア人民は国の尊厳や安全、発展権を守護するための正義の偉業を実現するうえで直面するあらゆる挑戦と難関を果敢に勝ち抜いて大きな成果を上げている」と評価した。「正義の偉業」に対して具体的に記したわけではないが、事実上ロシアのウクライナ侵攻を意味するとみられる。また、金委員長は「わが人民はこれに全面的な支持と声援を送っている」と強調した。

ロシアの日は旧ソビエト社会主義共和国連邦（ソ連）を構成したロシア議会である人民代議員大会がロシア共和国の主権宣言文を採択した日だ。

また、金正恩委員長がこの日、フィリピンの独立記念日を迎えてロドリゴ・ドゥテルテ大統領に祝電を送ったと北朝鮮外務省がこの日明らかにした。金委員長は祝電で両国の親善協力関係が拡大発展することを期待すると明らかにし、フィリピンの繁栄を祈願した。