核実験控えた北朝鮮の不自然な沈黙…当たり全員会議内容非公開
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.10 15:27
核実験準備を終えた北朝鮮が金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が主宰する会議の進行状況に対して不自然な沈黙を続けている。北朝鮮は8日、労働党中央委員会第8期第5次全員会議拡大会議を始めたが、朝鮮中央通信など北朝鮮官営メディアを通じて会議内容(10日午前基準)を伝えないでいる。
北朝鮮が全員会議の進行状況を公開しないのは金委員長執権以降、初めてだ。北朝鮮は通常2日以上全員会議を進める場合、官営メディアを通じて前日の会議の経過と内容を明らかにした。しかし今回の会議では初日の会議開始を伝えてからは会議内容について一切口を閉じている。専門家の間では新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の拡散などの対内的要因が変数になったという分析も出ている。原州(ウォンジュ)漢拏(ハルラ)大学のチョン・デジン教授は「北朝鮮指導部内で防疫や経済問題など主要な懸案と対内活動全般に対する総和を厳しく進めているとみられる」とし「北朝鮮住民に伝達するためのメッセージやガイドラインがまとまり次第、関連報道を出す場合がある」と見通した。