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【コラム】BTSと韓流、また進化する(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.09 16:02
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◆「模範的少数」アジア系移民者の二重性

BTSに『パラサイト 半地下の家族』と『イカゲーム』、韓国系移民者を描いた『ミナリ』『Pachinko パチンコ』まで韓流コンテンツの人気の広がりやアジア系ヘイトクライム(憎悪犯罪)の急増は矛盾しているように見えたりもする。明知(ミョンジ)大学のチョン・ヒオク教授は『アジア人という理由』で「感染病時期の伝統的な『スケープゴート探し』、経済危機、政治エリートの反アジア人扇動、米中関係、米国人口構成変化に対する危機感」などを理由に挙げた。実際、2020年は白人が16歳以下の世代で初めて少数人種になった年だ。

 
「白人よりは劣等だが黒人よりは優れた」アジア系移民者の中間子的、二重的位置も注目するに値する。アジア系移民者は主流規範に従う誠実なイメージで1960年代以降、米国社会で模範的な少数者、「モデルマイノリティ(Model Minority)」と呼ばれてきた。西江(ソガン)大国際韓国学先導センターのパン・ヒギョン研究教授はこれについて「他の人種集団に『アジア人のように一所懸命に勉強して仕事をしないから』人種問題や不平等が発生したという錯視を作り出し、アジア系とラテンアメリカ系あるいはアフリカ系の間に葛藤を引き起こすこともあった」と書いた(『韓流、次』)。白人に対する黒人の怒りがアジア系に対して屈折した形で表出されることもあるという説明だ。

「模範的少数者」イメージはアジア男性の「男性性の脱色」にも続いた。数学はよくできるが社交性に欠け、性的魅力ないガリ勉イメージの誕生だ。このようなステレオタイプはBTSやK-POPアイドルにきてようやく壊れ始めている。

一方、BTSを招いたバイデン大統領はアイルランド系で、興味深いことにアイルランド人は「19世紀でさえも白人でもなく黒人と見なされてひどく排斥された」(『アジア人という理由』)。米国建国初期、「白人性」の範疇は非常に狭く、ドイツ・アイルランド・イタリア出身の非アングロヨーロッパ人は完全な主流白人でない「白い黒人」に分類されたということだ。『誰が白人か』の米国マクファーソン・カレッジのチン・グソプ教授は「過去220年余りの間に実施された米国人口調査で、人種カテゴリーが24回も変わった」としながら「個人や集団の人種カテゴリーは生まれる時から決まっていて永久に固定された垣根ではなく、社会政治的状況によって変わり続ける加工物」だとした。学者によって提示される人種数は3種から63種までさまざまだ。

いま韓流は「現代史において世界で最も大きくて速い文化パラダイムの変化」(ユニ・ホン氏)を越えて、英語圏の多様性を象徴する文化的アイコンとして作動する段階に進化した。西欧主流社会の根本的変化を牽引(けんいん)する動力としてK-POP・韓流が用いられるというのが今の韓流の真の世界史的意味だ。K-POPファンダムの政治勢力化も目まぐるしい勢いで進行中だ。米国では2020年6月、K-POPファンが集団で座席前売券を取り消す方式でトランプ氏の選挙遊説を無力化させたことを基点に、K-POPファンダムに対する政治的評価が目に見えて変わった。

反面、実際に「K-POPの中心」「差別反対・人権伝導師」であるBTS保有国の韓国では、差別禁止法制定議論さえ15年間空転中ということでこれ以上の皮肉はない。誰かの言葉通り、彼らの善良な影響力は韓国にも必要だ。

ヤン・ソンヒ/中央日報コラムニスト

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