【コラム】BTSと韓流、また進化する(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.09 16:02
一時、世界平和のメッセージはジョン・レノンやU2のような西欧のアーティストが出すものと見なされた。今は違う。先月31日、米国ホワイトハウスでBTS(防弾少年団)とジョー・バイデン大統領がアジア系を対象とした嫌悪犯罪・差別・多様性などについて話を交わした場面は完全に変化した世界を見せている。英米圏で非主流だったK-POPの地位の高まりはもちろんのこと、少数者性・多様性の象徴であるK-POPを武器にしたK-POPファンダムの社会的波及力も大きくなった。バイデン大統領はBTSに「皆さんの言動は大きな変化をもたらす。嫌悪は根絶されるべきだと語ることは重要だ。自分のことを過小評価しないでほしい。皆さんの優れた才能だけでなく、伝えるメッセージも重要だ」と述べた。バイデン政府のBTS招待は今年11月の米国中間選挙を控えて現地の青年層と移民者層を意識したものだという分析もある。
◆人種差別反対のアイコン、BTS