【コラム】韓日中が直面した人口減少の衝撃(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.08 16:12
最近、韓日中の北東アジア3カ国は過去のいつよりも経済の不確実性が高まっている。経済成長率が低下し、国家負債が雪だるま式に増えている。3カ国ともに米中貿易問題とウクライナ戦争の余波で輸出環境も不安定になっている。内部の状況も良くない。特にフィナンシャルタイムズ(FT)をはじめとする海外メディアは、3カ国が共に直面している人口減少の衝撃に注目している。その間、韓日中には人口が成長を牽引する人口ボーナスがあった。しかし人口の減少は潜在成長率の低下を意味する。結局、経済活動人口の減少と共に福祉費用の増加による財政悪化は深刻な経済問題となる。
1.マスク氏が警告した日本の人口減少
日本の人口減少の衝撃はテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が言及するほど深刻だ。日本経済新聞はマスク氏が先月8日にツイッターに載せたコメントに注目した。マスク氏は「出生率が死亡率を上回らなければ日本は消えてしまう」とし「世界に大きな損失」と懸念を表した。こうしたコメントを出したきっかけは、日本の人口が昨年10月基準で1年間に64万4000人減少したというニュースだった。日本の人口は2011年から11年連続で減少している。