<インタビュー>SNSで日本・中国“狙撃”する徐ギョン徳教授…「黙っていれば認めたと勘違いしている」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.08 16:09
オリンピック(五輪)で少数民族に韓国民族の衣装を着せてキムチを「泡菜(パオツァイ)」と表記する中国を指摘し、独島(トクド、日本名・竹島)を「日本領土」と表記して佐渡金山を国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産に推薦しようとする日本に抗議メッセージを出す。北京冬季五輪の韓国ショートトラック選手を中国が「反則王」として描写した映像に対して国際オリンピック委員会(IOC)に抗議メールも送る。誠信(ソンシン)女子大教養学部の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)教授(48)のことだ。
中国や日本が韓服・キムチ・独島などを「自分のもの」として主張したり、歴史歪曲(わいきょく)をしたりする発言があると、間違いなくメディアには徐教授のSNSメッセージが登場する。徐教授が今年SNSで批判メッセージを出した事案だけで32件、週1.4回の計算になる。
徐教授はどこの機関長でも、独立有功者の子孫でも、ましてや利害当事者でもない。徐教授の活動に誰かが報酬を与えるわけでもない。先月20日、ソウル敦岩洞(トンアムドン)の誠信(ソンシン)女子大学にある研究室で会った徐ギョン徳教授は「中国の東北工程、日本の歴史歪曲に対して黙っていれば認めたと勘違いしている人々が多い」とし「誰かはこれに対して反論しなければならず、その時その時対応を迅速にして記録を残すことが重要だと考えた」と述べた。