1月に3.6%上昇した韓国の物価、「6・7月には6%台」の見通しまで
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.06 08:59
韓国政府が今年の消費者物価上昇率見通しを4%台に修正するものとみられる。政府が物価見通しを4%台とするのは11年ぶり。5日、企画財政部によると、政府は今月中に新政府の経済政策方向とあわせてこのような内容をまとめた経済展望を発表する予定だ。
政府は昨年12月「2022年経済展望」を通じて今年の物価上昇率見通しとして2.2%を提示した。だが、先月の物価上昇率が5.4%を記録するほど物価が高騰し、従来の見通しである2.2%は現実とかけ離れた数値になった。前年同月比の物価上昇率は今年1月3.6%、2月3.7%から3月4.1%、4月4.8%などと上昇幅を毎月広げている。ロシアのウクライナ侵攻や国際原油価格・穀物価格の急騰など、予想できない対外変数が発生して物価が予想をはるかに超える急激な上昇をみせた。
5月までの前年累計費物価上昇率はすでに4.3%となった。政府が執行中の補正予算は社会的距離確保の解除にともなう消費増加で6月・7月には物価上昇率が6%台まで高まる可能性があるとの見通しまで出ている。韓国銀行(韓銀)は今年の物価上昇率を従来の3.1%から4.5%に、韓国開発研究院(KDI)は1.7%から4.2%に上方調整した。