<韓国地方選>地方権力も交代、尹錫悦の与党圧勝
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.02 07:03
韓国で1日に実施された第8回地方選挙で、与党「国民の力」が大勝を収めた。国民の力が今年3月の大統領選挙の勝利に続き4年前に野党「共に民主党」に譲った地方権力まで奪還し、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府の国政運営は大きな弾みがつくことになった。
2日午前2時15分開票を基準として、国民の力は17席の広域団体長選挙のうち11カ所でリードしている。民主党は伝統的な支持基盤である湖南(ホナム)3カ所と済州(チェジュ)だけで先頭を守った。ソウル市長選挙は開票中盤(開票率48.84%)を越えて国民の力の呉世勲(オ・セフン)候補が57.85%を得て40.53%の得票にとどまった民主党の宋永吉(ソン・ヨンギル)候補を余裕で締め出した。仁川(インチョン)市長選挙(開票率71.89%)も国民の力の劉正福(ユ・ジョンボク)候補51.91%、民主党の朴南春(パク・ナムチュン)候補44.60%で勝負がついた。
これまでの世論調査で激戦地に分類された地域では未明まで接戦が続いた。京畿(キョンギ)(開票率60.81%)は国民の力の金恩慧(キム・ウネ)候補49.44%、民主党の金東ヨン(キム・ドンヨン)候補48.51%で薄氷の勝負となった。大田(テジョン)(開票率56.69%)でも国民の力の李荘雨(イ・ジャンウ)候補と民主党の許泰ジョン(ホ・テジョン)候補がそれぞれ50.74%と49.25%となった。与野党が接線地区に分類した世宗(セジョン)(開票率65.29%)では国民の力の崔ミン鎬(チェ・ミンホ)候補51.97%、民主党の李春熙(イ・チュンヒ)候補48.02%を記録した。