高騰する油類価格…束手無策の韓国政府
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.26 15:36
韓国で販売されている軽油・ガソリンの平均価格が過去初めて1リットルあたり2000ウォン(約201円)を越えた。国際原油価格の高騰で、韓国政府の油類税引き下げ幅拡大政策も大きな効果を発揮することができなかった。
26日、韓国石油公社原油価格情報サイト「Opinet」は、この日午前9時基準で全国のガソリンスタンドのガソリン平均販売価格が前日比1リットルあたり1.74ウォン上昇した2000.33ウォンだと明らかにした。軽油平均販売価格も同じ時間1リットルあたり2002.98ウォンを記録してガソリン・軽油ともに2000ウォン台を突破した。
価格が先に上昇したのは軽油だった。欧州を中心に世界的な軽油在庫不足現象が広がっているところに、ロシアのウクライナ侵攻で石油製品の需給難が発生して国際価格が上がったためだ。今月11日、販売平均軽油価格が2008年以降14年ぶりに初めてガソリン価格を越えた。24日には過去初めて軽油の一日平均販売価格が1リットルあたり2000ウォンを越えた。