北朝鮮ICBMカードの次は核実験か また「瀬戸際戦術」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.26 08:28
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は5日間の沈黙後にミサイル挑発を選択した。バイデン米大統領の韓国・日本訪問(20-24日)が終わった直後の25日、金委員長は大陸間弾道ミサイル(ICBM)カードをまた取り出した。
バイデン大統領のアジア訪問中、金委員長は韓米首脳会談と日米首脳会談にいかなる反応も見せず、状況を眺めながら計算機を叩いた。そしてバイデン大統領がアジアを離れた直後、待っていたかのように「マイウェイ」の動きを再開した。
2017年11月以降行われていなかった北朝鮮のICBM挑発は今年に入って3月に続いて2回目であり、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権では初めて。韓米首脳が会談で対北朝鮮圧力を維持する原則論を再確認すると、露骨にラインを越えて尹大統領とバイデン大統領の反応を見るという意図があるとみられる。バイデン大統領は今回の訪韓および訪日で拡大抑止力強化に合意したが、金委員長は韓国と日本を狙った戦術核高度化に米国がどんな防衛公約を行動で見せるのかを試す質問を準備しているのだ。