北朝鮮、ICBM発射に核実験の兆し…尹大統領、強く警告
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.26 07:10
北朝鮮が25日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)と短距離弾道ミサイル(SRBM)3発を相次いで撃った。核起爆装置作動試験など北朝鮮の核実験が迫っている兆候も具体的に確認された。発足から半月が経過した韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府は核弾頭を長・短距離に搭載して飛ばすためのミサイル発射実験、また第7次核実験まで、北朝鮮の多重挑発を目の前に置くことになった。
国家安全保障会議(NSC)の金泰孝(キム・テヒョ)事務処長はこの日、龍山(ヨンサン)庁舎の会見で「豊渓里(プンゲリ)核実験場とは異なる場所で、7回目の核実験を準備するための核起爆装置作動テストを行っている様子が探知されている」と明らかにした。続いて「ここ一日二日のうちに核実験が起きる可能性は低いが、その後の時点は十分に可能性がある」と述べた。核実験の時点については「おそらく北朝鮮指導者自身も決めてはいないだろう」としながら「北朝鮮当局が求める規模と性能を評価する核実験に向けて、最後の準備段階が迫っている時点」と分析した。金処長は国家安保室第1次長も兼ねている。