「韓国はスタグフレーションすでに進行…労働市場の硬直性で悪化の懸念」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.25 17:04
韓国経済がすでに景気は低迷しているのに物価が上がるスタグフレーションの状態に入っているとの専門家の分析が出てきた。特に労働市場の硬直性などがスタグフレーションの状況を悪化させかねず、労働市場の柔軟化と供給コスト削減の努力が急がれると指摘される。
全国経済人連合会傘下の韓国経済研究院は25日、ソウルの全経連カンファレンスセンターで「スタグフレーション進入の可能性診断と政策方向」と題するセミナーを開いた。
主題発表を務めた延世(ヨンセ)大学経済学部の成太胤(ソン・テユン)教授は「韓国は典型的な供給コスト上昇の衝撃が誘発するスタグフレーションが発生した状況」と診断した。エネルギー供給価格上昇が費用衝撃として強く作用した上に新型コロナウイルス対応過程で拡大した流動性が物価上昇圧力を高めたということだ。