IPEF参加の韓国、素材・部品・装備供給網不安減らしデジタル分野の技術標準先取り
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.24 07:59
韓国政府が域内最大の経済協力体となるインド太平洋経済枠組み(IPEF)の発足から参加する。IPEFは世界の人口の約3分の1が暮らすインド太平洋地域13カ国が参加する大規模な経済・通商プラットフォームだ。米国が主導するIPEFに参加して中国の反発を買う恐れはあったが「最初から入って韓国に有利な構図を作らなければならない」というのが韓国政府と国内専門家の判断だ。
韓国政府は23日に日本で開かれたIPEF発足首脳会議でIPEF参加を正式に確定した。韓国は米国、日本、オーストラリア、ニュージーランド、インド、ブルネイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムとともにIPEF発足加盟国13カ国で今後進める通商協議に参加する。参加国の国内総生産(GDP)は世界の40.9%を占め、韓国とこれらの国の貿易規模は3890億ドルに達する。
この日IPEF首脳会議直後に開かれた第1回IPEF閣僚会議で各国の通産担当相は、6月から細部議題に対する協議を進めることで合意した。安徳根(アン・ドククン)通商交渉本部長は「開放性・透明性・包容性を基に今後議論をスピーディに進めるだろう」と明らかにした。