中国、韓米首脳会談に分離対応…台湾問題「厳重に抗議」 経済は「協力希望」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.24 07:57
中国当局が韓米首脳会談をめぐって台湾と経済、韓国と日米を分けて分離対応する姿を見せた。台湾問題には核心利益を前面に出して強く反発し、経済問題は韓中協力の深化を希望した。また、インド・太平洋経済枠組み(IPEF)の発足に対しても韓国と米国に向かった発言の度合いを別にした。
23日、中国外交部の王文斌報道官は韓米共同声明に台湾海峡の安定が言及されたことに対して「関係者側にすでに厳重な交渉を提起した」と抗議した。関係側は韓米両国を口にして「厳重な交渉」は外交ルートで抗議したという中国式外交用語だ。また、「台湾は中国の領土であり、台湾問題は単なる中国の内政でわれわれはどの国がどのような方式でも中国の内政に干渉することを絶対に許さない」と答えた。この日、北京外交筋は「中国と様々な方式で疎通している」と明らかにした。
昨年5月ワシントン韓米共同声明で台湾問題に初めて言及した時より反発の度合いは強まった。昨年、中国外交部は「関連内容を注意して懸念を示す」とし「台湾問題に言葉と行動を控えて火遊びしないことを促す」とした。昨年「懸念」が今年「厳重な交渉」に度合いを強めたのは「インド-太平洋地域安全保障および繁栄の核心要素」という修飾語が入ったことに対して反発に読まれる。代わりに「火遊びするな」といった厳しい発言を今年は韓国の代わりに米国に吐き出した。