インドは参加、台湾は抜けたIPEF…韓国、半導体主導権強化の機会
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.24 07:14
23日に発足したインド太平洋経済枠組み(IPEF)は価値を共有する国同士で安定した供給網を構築して相互協力し、デジタルやクリーンエネルギーなど新たな通商議題に共同で対応する。米国はIPEFを通じてインド太平洋地域での経済覇権を守り、中国を牽制するという布石だ。特に中国の「ライバル」格であるインドが大詰めでIPEFに参加し力を得た。中国の経済的影響力がインド太平洋地域から南下しないよう防ぐビジョンを完成することになった形だ。
これとともに米国はインド太平洋地域で安定した供給網を構築し先端技術分野での生産施設不足問題を解決するという計算をしている。半導体の場合、米国(前工程)、韓国(メモリー半導体設計・生産)、日本(製造装備)、マレーシア(後工程)などとつながる多国間協力体系を構築できる。