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米国物価暴騰で…血液を売る教師まで登場

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.23 14:46
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『血を売る男 許三観売血記』という中国の小説がある。家族のために血を売って生きていくある男の一生を描いている。世界的に記録的なインフレーションが襲う中、米国では暴騰した物価に耐えられず生計維持のために血を売る庶民が増えているという信じ難いニュースが伝えられている。

21日(現地時間)、ワシントン・ポスト(WP)はニューオリンズに住む特殊教育教師クリスティーナ・シール(Christina Seal)さん(41)の「売血記」を紹介した。

 
シールさんは自分の血しょう(plasma)を「寄付」するために毎週火曜日と木曜日、近くの医療機関を訪れている。血しょうは血液の中から赤血球と白血球、血小板などを除いた液体成分で、治療に使われる。

だが、言葉こそ「寄付」だが、シールさんが献血をするのはお金を得るためだ。1カ月に2回ずつ通えば400~500ドル(約5万980円~6万3725円)がもらえる。献血センターには「4回行けば20ドル、友達を紹介すれば50ドルをボーナスとして追加でもらえる」という案内も記されている。

シールさんは9月ごろから生活費の支出が突然増えたことを知った後、ここに通うようになったという。普段は食料品店で一度買い物をすると150ドルかかったがいつのまにか財布からは200ドルがなくなり、30ドルほどかかっていたガソリンは70ドルになった。特に電気やガスなどの費用は1カ月に150ドルから200ドルになるとついに300ドルになった。

シールさんの生活費が増えたのは物価急騰のためだった。米労働省が発表した3月消費者物価指数(CPI)は前年同じ期間より8.5%急騰した。1981年12月以降、最大幅での上昇だ。

シールさんは教師の仕事で年間5万4000ドルの収入があるが、夫と離婚して一人で2人の子女を育て、物価上昇の直撃をそのまま受けていた。家の賃貸費に月1050ドル、自動車の分割払いでだけで250ドルが固定的に出て行く。昨年末、シールさんはクレジットカード使用量が増えたことを知ったが、返済しなければならない金額が1万ドルまで増えていた。

毎日の生活が重要だと言っても「血を売る」ことはシールさんにとっても簡単なことではない。思った以上に太い針が腕に深く入り込むと、針を抜くまでに45分がかかる。いつからか、採血する時に動悸が激しくなったりせきが出たり、腹痛も覚えるようになった。しかしこれをやめることはできない。すでに「血しょう寄付」で受ける収入が生活費の一部になったためだ。他の仕事をしてみようかと考えたことがなかったわけではない。だが、副業を持てば子どもたちと一緒に過ごす時間がなくなると思い、結局諦めたという。

「売血」のためにここを訪れる人は少なくない。シールさんが訪問したその日もセンターは混み合うほどだったという。米国では企業が寄付の対価を支給できるように許可しているので「血しょう寄付」を通した金銭提供が合法だ。医療や研究のために、全世界の血しょうの3分の2が米国から供給され、米国における同産業は過去10年間で100億ドルに成長した。

ミシガン大学の研究によると、米国でこの産業の規模が2025年には480億ドルまで成長するとみている。米国内の血しょう寄付センターの数も2005年300カ所から2020年には900カ所を超えた。

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