<駐韓独大使インタビュー>「苦痛だ…それでも終戦前にロシア制裁緩和は口にしない」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.23 13:31
--欧州内のロシア産エネルギー依存度が高く、プーチンもそこを弱点と考えたはずだが。
「ロシア産化石燃料がドイツをはじめ欧州各国にとって大変重要なエネルギー源だったことは事実だ。苦痛で厳しいが、連携を通じて依存度を低くしなければならない。ドイツの場合、昨年石炭輸入量の50%、石油輸入量の35%、天然ガス輸入量の55%がロシア産だった。地道に代替エネルギー源の確保のために努力して現在のロシア産石炭と石油比重をそれぞれ8%と12%水準に減らした。天然ガスの場合、ドイツには液化天然ガス(LNG)ターミナルがないなど海外需給問題はさらに複雑だが、これもまた全体の35%水準に縮小した。同じ産業国家であり製造業強国である韓国はドイツのこのような措置が経済的にどのような困難を伴うか知っているだろう。長期計画が必要なエネルギー政策を完全に新しいものに変える痛みを伴う過程だ。1973年オイルショックと肩を並べる変化だと評価する。脱原発政策をはじめ、2030年まで全体エネルギー需要の80%を再生エネルギーに変えるという計画をたてている」