<韓米首脳会談>米国が提供する拡大抑止手段に「核」明示…韓米合同演習も拡大
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.23 11:38
米国は21日の韓米首脳会談で、日増しに高度化する北朝鮮の核・ミサイルに対抗し韓国に対する安全保障公約を明確に再確認した。特に拡大抑止の手段として核を具体的に明示した。また、韓米合同演習の範囲と規模を拡大し、戦略資産を適時に展開することで合意した。
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領とバイデン米大統領は共同声明で「核、在来式とミサイル防衛能力を含め…米国の韓国に対する拡大抑止公約を確認した」と明らかにした。大統領直属の国家安保室は「首脳レベルで初めて拡大抑止の提供を具体的に公約した」と説明した。
拡大抑止は、米国が必要な場合、核抑止力を同盟国や協力国に提供する防衛公約を意味する。「核の傘」とも呼ばれる拡大抑止の手段には核以外にステルス戦闘機のような在来式兵器、高高度防衛ミサイル(THAAD)システムのようなミサイル防衛能力もある。韓米の国防相は毎年韓米安全保障協議会(SCM)共同声明で拡大抑止公約を書き下した。