韓国疾病庁「サル痘、国内発生に備えて検査体系の構築完了」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.23 08:31
約50年間アフリカだけで主に発見された人獣共通の感染病「サル痘(monkeypox)」が最近北米や欧州を越えて中東まで発見されて防疫当局が感染した。疾病管理庁は22日「まだ韓国で発見された患者はいないが、備えるために検査体系を構築した」と明らかにした。サル痘は天然痘ワクチンで予防可能だと知らされているが、国内にはこのワクチンが3500万人分程度備蓄されていることが分かった。疾病庁は「サル痘と天然痘は他の種類の感染病なので、該当ワクチンをそのまま適用できるか専門家の意見を検討する」と説明した。
この日を基準にサル痘が確認された国は計14カ国だ。世界保健機関(WHO)は13日から21日13時(現地時間)までサル痘感染が確認され、または疑い例は120件で関連国家は計12カ国だと明らかにした。現在まで死亡者は報告されなかった。欧州では英国で初めて発見された後、ベルギー、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ポルトガル、スペイン、スウェーデンで感染者が確認された。北米ではカナダや米国、オセアニア地域ではオーストラリアで感染者が発生した。さらに、スイスとイスラエル保健当局が21日追加感染事例を発表し、サル痘が広がった国は14カ国に増えた。