【米大統領訪韓】サムスン半導体工場で最初に会った両国大統領
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2022.05.21 09:14
尹錫悦(ユン・ソクヨル)韓国大統領とバイデン米大統領が20日、世界最大規模の半導体生産基地、平沢(ピョンテク)サムスン電子半導体工場で会った。バイデン大統領の最初の訪韓であり、尹大統領は就任から11日目に米国大統領に会った。特にバイデン大統領が訪韓日程の最初に半導体工場を選択したのは、米国と中国のグローバル競争構図のなか韓米経済協力を強化して対中優位を固める狙いがあるという分析だ。
2泊3日の日程で訪韓したバイデン大統領はこの日午後5時20分ごろ、専用機「エアフォースワン」に乗って烏山(オサン)米空軍基地に到着した後、直ちに半導体工場に向かった。先に到着していた尹大統領がバイデン大統領を出迎え、両首脳は22秒間、手を握ったまま言葉を交わした。その後、両首脳は李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長らの案内で22分間ほど半導体工場を見回った。
尹大統領は歓迎演説で「バイデン大統領の平沢キャンパス訪問は、半導体が持つ経済・安保的な意味はもちろん、半導体を通じた『グローバル包括的戦略同盟』の意味を再確認する良い機会」と述べた。さらに1974年に韓米が共同で設立した韓国半導体など両国の長い半導体協力に言及した後、「韓米関係が先端技術とサプライチェーン協力による経済安保同盟に新たに進むことを希望する」と明らかにした。