<韓米首脳会談>北核圧迫、人道的支援は提供…対朝問題ツートラック議論
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.20 15:30
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府にとって北朝鮮は韓半島(朝鮮半島)平和を揺るがす脅威要素であると同時に人道的支援に出なければならない共存の対象だ。特に最近新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)が北朝鮮を襲ってワクチン・治療薬などの人道的支援は当面の懸案として急浮上した。
10日、尹錫悦政権がスタートしてから韓米間の対朝共助は北朝鮮の核ミサイル脅威への対応を中心に展開している。北朝鮮は今年3月、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射してモラトリアム(核実験およびICBM発射猶予)を破棄し、最近では豊渓里(プンゲリ)核実験場を復旧する情況が確認されるなど7回目の核実験も迫っているとみられる。
今回の韓米首脳会談ではこれに対する「圧迫」と「対備」カードが話し合われる予定だ。特に尹大統領が強調してきた「先に非核化」原則は韓米共同の第1原則であり「圧迫」カードだ。国連安全保障理事会を通した北朝鮮制裁も両国が事実上完全な合意に至った「圧迫」カードと評価される。米国は従来の制裁履行と合わせて追加制裁が必要だという点を強調していて、尹政府もこれに呼応している。