韓国検察、文政府を捜査…「ブラックリスト疑惑」の前産業部長官を家宅捜索
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.20 09:06
文在寅(ムン・ジェイン)政府での「産業部ブラックリスト疑惑」を捜査中のソウル東部地検企業・労働犯罪専門担当部(部長検事チェ・ヒョンウォン)が19日午前、産業部傘下の機関6カ所に対して家宅捜索に入った。検察の今回の強制捜査は白雲揆(ペク・ウンギュ)前産業通商資源部(以下、産業部)長官の関与疑惑に関連したものということで政界の関心が集まっている。家宅捜索の対象はエネルギー技術評価院や韓国石油管理院、大韓石炭公社など産業部傘下機関と白氏の事務室および住居地だった。
検察は白氏が部下職員らとやりとりした電子メール(eメール)などを確保するために家宅捜索に入ったという。2019年1月に韓国電力子会社4カ所の社長が産業部上層部ラインの圧迫で一括辞表を出したというブラックリスト疑惑の決定的証拠を確保するためだったと考えられる。法曹界関係者は「これに先立って把握された白氏の指示内容などを客観的な証拠としてクロスチェックする作業ではないか」と述べた。これに先立って検察は産業資源部企画調整室も家宅捜索に入ったことが分かった。