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家族が抹殺されるところだった…家屋のピアノにブービートラップを仕掛けたロシア

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.16 09:58
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ウクライナを侵攻したロシア軍が避難して空いていたウクライナのある家屋のピアノにブービートラップ(触れば爆発する爆発物)を設置して罪のない市民が命を失うところだった。

13日(現地時間)英国日刊紙デイリーメールによると、ウクライナの首都キーウ付近のブチャに居住するタティアナ・モンコさんは10歳の娘ダリンカさんと避難して家に戻ってきた。

 
家に戻った時、家の中はめちゃくちゃになっていた。アパートの壁はつぶれ、高価な物は略奪された。

タティアナさんの娘ダリンカさんは家に着いた時、一番最初にピアノを弾きたがっていた。幸いにもピアノは無事だった。

ダリンカさんはピアノの鍵盤を叩き始めた瞬間、タティアナさんはピアノの上に置いてあった娘のトロフィーの位置が変わっていることに気付いた。

タティアナさんはひょっとしてと思ってピアノの蓋を開けると、その中にはVOG-25P手榴弾が仕掛けられていた。

もしもダリンカさんが鍵盤を弾き続けたとすれば、手榴弾が爆発して家族のみんなが命を失うところだった。

タティアナさんは現地のメディアに「全世界がロシア軍の蛮行を知ってほしい」として怒りを表わした。また、「どれくらい多くの才能のある子どもたちがこの戦争の危険の中で生きなければならないのか」とし、「全世界にこの戦争を中止するためにできる限りすべての力を加えてほしいと訴える」と伝えた。

ピアノの中の手榴弾はウクライナ爆弾処理専門家によって無事に解体された。

ウクライナ内務省顧問のアントン・ゲラシチェンコ氏は「奇跡的に彼女のピアノに隠されていた手榴弾が爆発しなかった」とし、「母親の機転のおかげで誰もけがしなかった」と伝えた。

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