【韓国証券市場緊急診断:楽観論】ウォン安で輸出に好材料…業績改善時は株価上がる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.15 12:38
「市場に恐怖が広がる時が優良株を安く買う機会だ。信頼性のある企業に投資して耐え抜かなければならない」。長期の経験から始まった投資アドバイスで「個人投資家のメンター」と呼ばれるチェスリー投資諮問のパク・セイク代表は最近の証券市場に対する懸念は過度なものと評価する。彼は「KOSPIがピークから20%ほど下落する調整は2年に1回ずつ起きた」点を強調した。1998年の通貨危機と2008年の金融危機など金融システムを揺さぶる大型事故が起こったのでないなら大きく心配することではないという話だ。パク代表は新韓BNPパリバ運用、ハンファ運用、インフィニティ投資諮問などで27年間市場を体験した実戦投資専門家として知られる。
Q:現在の証券市場を診断すれば。
A:「株価が過度に上昇した時にしばしば現れる調整局面だと考える。2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)流行を経て翌年4月までKOSPIは83%上昇した。景気が過熱されると当時米連邦準備制度理事会(FRB)は金利引き上げカードを切り、同年6月に初めて金利引き上げを断行した。この時、KOSPIは2カ月間で24%下落した。その後少しずつ上昇したKOSPIは同年8月にFRBが2度目の利上げに出ると再びそれまでの底点を下回った。いまととても似た状況だ。このように調整を経ると証券市場は強く上昇したりした」。