プーチンの野心、ウクライナの怒り、米国の支援…戦争長期化は不可避(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.13 14:49
2月24日にロシアが始めたウクライナ戦争が2カ月をはるかに超えたが、終わる兆しが見えるどころかかえって長期的な消耗戦に様相が変わりつつある。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は第2次世界大戦戦勝記念日である5月9日、国家安保とウクライナ東部ドンバスのロシア人保護のために西側の「手下」であるウクライナのネオナチに対する先制攻撃を行ったことは時期適切で唯一の方案だったと正当化した。
知ってのとおり、プーチン大統領は昨年7月にウクライナ人がロシア人と「歴史的、精神的に同じ空間」で形成された同じアイデンティティを有しているが、独立後は西側の「反ロシア計画(Anti-Russian Project)」の影響を受けて分離・支配されていると主張した。クレムリンは、ウクライナがロシア帝国の歴史的領土の上に人為的に作られたとし、ウクライナの中立化と非武装化、ドンバス内の2つの共和国の独立、ロシアのクリミア半島占領認定、ネオナチ中央政府の処罰、NATO東進中断などを要求して「特別軍事作戦」を開始した。