「台湾は中国の一部」の文言消える…中国「自らの火に焼け死ぬだろう」と反発
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.12 07:49
米国務省が台湾との関係を記述したホームページの文面を大幅に修正し、米中間で「ひとつの中国」をめぐる攻防戦が加熱している。バイデン米大統領が北東アジアの同盟糾合に向けた韓日歴訪を目前にした時点で台湾をめぐる問題が起きた点から今後波紋が大きくなる恐れがある。
米国務省は5日、米台関係を盛り込んだファクトシート(概況報告書)を2018年8月から約4年ぶりに修正した。この過程で「米国と中華人民共和国(PRC)の共同声明(コミュニケ)で米国はPRC政府を中国唯一の合法的な政府と認定し、ひとつの中国と、台湾が中国の一部という中国の立場を認めた」という文章が削除された。代わりに「先導的民主主義であり技術大国である台湾はインド太平洋の核心米国パートナー」であり、「米国は台湾と似た価値、深い商業と経済的つながり、強力な人的きずなを共有し、これは友情の土台を形成して台湾に対する米国の介入を拡大する原動力として作用する」という文言が新たに追加された。「米国は台湾独立を支持しない」という文章も削除された。全体的に4925字だったファクトシートの分量は6417字に増えた。