「バイデン大統領、韓日歴訪の際IPEF発足議論」に中国「対応警告」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.12 07:22
米国政界では環太平洋パートナーシップ協定(TPP)のような自由貿易協定が雇用に悪影響を与えると懸念を示す。そのような理由で保護主義を主に主張したトランプ前大統領は米国のTPP脱退を宣言した。これを受け、バイデン行政府はIPEFを推進して関税の引き下げなど市場開放を目指さず、議会の批准を必要としない行政命令の形式を考慮している。東南アジア諸国にはメリットが少なく交渉が難航する可能性がある。
バイデン大統領の韓日訪問を機に力づけられるといってもIPEFの本格的な稼動は来年米国が主催するアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議と重なって行われるものとみられる。外交筋は「今回は正確にIPEF発足でなく、発足の議論を始める協議体の始まりになるだろう」とし、「公式発足時期と発足参加国、内容などはこのような議論が進められてから確定することができる」と説明した。