韓国映画界の初のワールドスター、空の星になる(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.09 07:27
韓国映画の初のワールドスター、カン・スヨンさんが亡くなった。5日午後、ソウル狎鴎亭洞(アックジョンドン)自宅で脳出血で倒れた故人は救急隊員が出動した当時心停止状態だった。病院に運ばれた故人はついに意識を取り戻せず、7日午後3時ごろ息をひきとった。56歳。
1966年ソウルで生まれた故人は69年TBC専属子役女優として演技を始め、一生女優として生きた。21歳だった87年ベニス国際映画祭でイム・グォンテク監督の『シバジ』でアジアでは初めて主演女優賞を受けた。世界3大映画祭であるカンヌ・ベルリン・ベニス国際映画祭で韓国映画の初めての受賞だった。代を引き継ごうとする欲望のせいで捕縛された山奥の少女役で国際的なスターになった。故人は87年1年間『青春スケッチ』『女と男・愛の終着駅』『燕山君』など6編の映画に出演するなど80年代韓国映画界を席巻した。89年故人はイム監督の『ハラギャティ 波羅羯諦』でモスクワ映画祭主演女優賞を受けた。尼僧役を演じて断髪を辞さなかった。
1990年代、故人はパク・クァンス監督、チャン・ソヌ監督、イ・ヒョンスン監督など「コリアンニューシネマ」監督らと全盛期を送った。『ベルリンリポート』(1991)、『競馬場へ行く道』(1991)など社会派映画と『あの女、あの男』(1993)、『激しい恋』(1996)なおロマンス・メローまで幅広い演技を見せた。『君の中のブルー』(1992)、『サイの角のように1人で行け』(1995)、『ディナーの後に』(1998)などでは女性の欲望にためらわず声を出した。ドラマでは2001年SBS時代劇『女人天下』で主人公のチョン・ナンジョン役で人気を呼んだ。