【コラム】生産技術が優れた韓国、米国と戦略技術共同開発を始めるべき(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.02 16:31
我々はウクライナの悲劇的な戦争から、ハイブリッド戦争という新たな形態の戦争を目撃している。国家安全保障、サプライチェーン、国防戦略、経済産業、金融システム、科学技術など、ほとんどの分野が直結している。冷戦時代の平和を維持する装置と認識されてきた核兵器も、場合によっては使用可能な武器だという考えをすることになった。米国は直接参加せず、間接支援にとどまっている。結局、ウクライナ国民の勇敢な抵抗にもかかわらず、ロシアの野心が徐々に実現している。最も重要な教訓の一つは、今後どの国が侵略を受けても米国が乗り出すには限界があるという点だ。
米国の友邦と考えていた多くの国は、今回の戦争で米国が見せた行動を眺めながら、いろいろと考えざるを得ない状況になった。代表的な事実が国連安保理のロシア糾弾決議案の投票結果だ。中国の棄権は予想できたが、インドの棄権が関心を引く。インドは米国・オーストラリア・日本と共に中国を牽制する4カ国安保協議体(クアッド)の一員だ。また、親西側国家として知られる中東のアラブ首長国連邦(UAE)も棄権した。