BTSを輩出した韓国…「アリーナ級」公演会場なく野球場を借りて使う理由(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.29 11:12
今までK-POP公演は野球場・サッカー場を借りて使う形で開かれている。毎度音楽施設と舞台を設置して撤去する費用が侮れない。スポーツシーズンを避けなければならない条件もある。
現在、コンサートの場所として主に使われる所はソウルオリンピック主競技場(6万9950席)、ソウルワールドカップ競技場(6万6806席)、高尺(コチョク)スカイドーム(2万5000席)、オリンピック公園KSPOドーム(1万5000席・旧オリンピック体操競技場)などだ。ソウルオリンピック主競技場ではBTS、H.O.T.、godなど韓国国内の最上級アイドルが公演を行ったことがあり、マイケル・ジャクソン、レディー・ガガ、コールドプレイなどが行った。2002年ワールドカップ(W杯)のために建てられたソウルワールドカップ競技場では毎年「ドリームコンサート」が開かれた。高尺スカイドームは大韓民国最初のドーム型野球場で、EXO、BIGBANG、マルン5、ブリットニ・スピアーズなどが公演した。
音楽専用公演会場を建てられない最も大きな理由は、不確実性のためだった。数万席を埋めなければ収益が上がらないが、これを達成できるアーティストは指折り数える。空席で公演すれば、損失につながる。