ウリィ銀行職員600億ウォン引き出したが…10年間誰も知らなかった=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.29 08:28
韓国大手銀行の一つ、ウリィ銀行で600億ウォン(約62億円)を超える大型横領事件が発生して波紋が広がっている。大宇(デウ)エレクトロニクス買収のためにイランの家電企業「エンテックハブ」が債権団に支払った契約金の一部を、企業売却担当者が2012年から6年間にわたって引き出していた。金融当局もこの日、10年間横領事実を把握することができなかったウリィ銀行の内部統制体系などを点検する現場検査を始めた。
ウリィ銀行は内部監査を通じて企業売却や構造調整業務を担当する企業改善部次長級職員Aが2012年から2018年までの6年間に3回にわたってお金を引き出していた事実を把握したと28日、明らかにした。Aは2018年最後にお金を引き出した直後、口座を解約した。Aが6年間で横領した金額は614億ウォン(約63億1400万円)に達する。