上海封鎖は「まだマシ」…130回の核酸検査に嫌気の3000万人
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.28 14:42
「清零(ゼロコロナ)」を守る中国が上海・北京などの大都市とは違い地方の中小都市では「強行一辺倒の源泉封鎖」を適用していて被害が拡大している。感染率が高いオミクロン株が拡散し、これら約20の地方都市3000万人余りは緩和の兆しもない中でひたすら隔離を強いられている。中国当局は経済麻ひや民生破綻などの非難世論に対して「封鎖」という用語を避けながら厳格な封鎖を続けている。
ミャンマーと国境を接した雲南省瑞麗市は新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)が始まってから今まで9回、計160日間の封鎖を強いられた。最初の封鎖は2020年1月26日に始まった。35日間続いた。昨年3月31日から5月6日まで続いた37日の封鎖が最も長かった。最近の封鎖は今年3月2日から23日まで21日間続いた。瑞麗市の李尚さん(仮名)は9回の封鎖の中で少なくとも130回の核酸検査を受けたと微信(WeChat)のニュースアカウント「一條」に吐露した。
封鎖によってお金を稼ぐことが難しくなると、異郷人は離れて人口も急減した。瑞麗政府は今月18日、19万人が核酸全数検査に参加したと発表した。2021年4月13日に発表した数字は38万人だった。1年間で20万人余りが減った。登校授業もなくなった。オンラインで行われる授業の教師と学生比率は1:800に達する。