ウクライナ戦争で全世界が武器購入…2兆ドル軍拡競争(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.28 08:46
昨年の世界の軍事支出が初めて年間2兆ドル(約2500兆ウォン)を突破した。2014年にロシアがウクライナを脅かすと、欧州各国が先を競って武器を購入して軍拡競争に火がついた。また、中国が米国に対抗して「軍事崛起」を進めると、日本・オーストラリアも軍拡競争に飛び込んだ。2兆ドルは世界79億人の人口の73日分の食費(1人一日平均3.69ドル、アワー・ワールド・イン・データ)にあたる。
ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が発表した「世界軍事費現況」によると、全世界が昨年支出した軍事費は2020年比で0.7%増の2兆1130億ドル(約2640兆ウォン、約267兆円)だった。インフレ効果を考慮しない名目上の増加率は6.1%だ。
軍事強大国の米国は昨年8006億ドルを投入し、全世界の軍事費の38%を占めた。次いで欧州(20%)、中国(14%)などの順だ。