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【コラム】プーチンと金正恩

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2022.04.24 13:23
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ウクライナ戦争が長期戦に突入した。米国と欧州連合(EU)をはじめとする国際社会が強力な経済制裁でロシアを圧迫しているがロシアのプーチン大統領はなかなか戦争を終わらせる意思を見せずにいる。

今回の戦争はロシアが安全保障の脅威に対するリスク要素を事前に除去するという意図で始まった。西側が率いる北大西洋条約機構(NATO)の東進を防ぐということだ。NATOに加盟しようとするウクライナに侵攻することで緩衝地帯をそのまま維持するというのがプーチン大統領の戦略だ。彼は自身の戦略を実行する過程で国際秩序の破壊を意に介さなかった。主権国家を不法に侵略し民間人を殺傷する蛮行に世界の人々は驚いた。

 
ウクライナ戦争を起こしたプーチン大統領と武力挑発を日常的に行う北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は類似点が少なくない。まず2人とも1人独裁体制を基盤に国を運営している点だ。プーチン大統領は1999年に大統領代行となった後、4年任期の大統領を4期にわたり務めている。中間に首相を歴任して8年の空白があったが。その時も実質的な最高権力はプーチンが握っていた。70歳となったいまも内閣制改憲を推進し終身権力を夢見ている。

権力を世襲した金正恩委員長はすでに保証された終身権力だ。金委員長の一言で党と軍部など北朝鮮の国家システムは一糸不乱に動く。こうした独裁者は自身と国を同一視する傾向が強い。自身の安全と危機がそのまま国の安全保障だと錯覚する。権力に対する脅威要素を除去することが統治の第1原則だ。プーチン大統領がウクライナを侵略したのもこうした脈絡からだ。だが独裁者は自身がそこまで認知する前に権力とともに崩れたりした。2010~11年にアラブの春が中東に吹き荒れた時のチュニジアとリビアなどの絶対権力者の没落がこれを証明している。

このほかにも北朝鮮とロシアは共通点が多い。両国とも国際秩序を無視して独自路線を追求しているという点だ。プーチン大統領は反文明的なウクライナ戦争を敢行し、金正恩委員長は弾道ミサイル発射などを禁止した国連決議に違反している。また、北朝鮮はロシアと同じように強力な軍事力を保有している。特に核兵器と大陸間弾道ミサイル(ICBM)など非対称戦略は致命的だ。これは周辺国だけでなく世界全体に対する脅威だ。このようにロシアと似た北朝鮮により緊張が高まる韓半島(朝鮮半島)の未来は予測し難い。

振り返れば戦争で苦しむウクライナの立場で最善はロシアの侵略を避けるということだったし、これに向けての道は大きく2種類だった。NATO加盟を断念するか、ロシアの侵略を抑止できる強力な戦略資産の保有だ。このうちNATO加盟断念は主権行使を自ら制限する行為で、ウクライナのゼレンスキー大統領としては不可能な選択だ。強力な戦略資産である核兵器はすでに放棄して長い。1994年にブダペスト協定を結びソ連崩壊で残っていた核兵器はすべてウクライナ領土の外に搬出された。結局ロシアの侵攻を防ぐ手段がないために戦争に巻き込まれたのだ。

韓半島には依然として南北間の武力衝突の危険が存在している。韓国の政権が変わるたびに対北朝鮮政策は温い風呂と水風呂を行き来している。戦争を避けられなかったウクライナ情勢は反面教師になれる。新たに発足する尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の喫緊の外交安全保障課題は韓半島の平和定着だ。だが不如意な時はどんな手段を使ってでも対北朝鮮抑止力だけは確保すべきだろう。

チェ・イクチェ/政治部門記者

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