1954年初のサッカー韓日戦秘話盛り込んだ『最初の韓日戦』出版=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.24 10:26
史上初のサッカー韓日戦と関連した秘話と年代記を盛り込んだ『最初の韓日戦:1954ワールドカップ初の本戦進出旅程』が出版された。
過去サッカー韓日戦の結果は通算80試合で42勝15敗23分けで韓国の優位だ。どのように結果が出たのか答えを探すため、この本は1954年3月に始まった国際サッカー連盟(FIFA)ワールドカップ・スイス大会のアジア地域予選当時に遡る。
スポーツ朝鮮とMBNスポーツ部でサッカーを取材したクク・ヨンホ記者が書いたこの本には初のワールドカップ参加動機、李承晩(イ・スンマン)大統領説得と玄海灘発言、在日同胞の献身的努力、「コリア・ユナイテッド」(南北選手+在日同胞選手)結成と試合準備過程、ドラマのような試合内容、国民の熱狂的な反応などが盛り込まれた。
韓国サッカー代表チームのキャプテンと指令塔を歴任した蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督は「サッカーではなく戦闘をするという錯覚も飽きるほど感じた。試合前には両国の選手同士でサッカーシューズの金属製のスタッドで床を鳴らし互いを威嚇する雰囲気を演出したりした。試合中にはボールと関係なく互いに攻撃を加えることも茶飯事だった。どんな戦術よりも精神力が通じるのが韓日戦」と推薦の言葉を書いた。