北朝鮮のメディアが尹錫悦（ユン・ソクヨル）氏が日本の歴史教科書の検定通過に対して立場を控えたことを非難した。

北朝鮮宣伝メディア「わが民族同士」は１９日、日本の歴史わい曲教科書に関連し、「唯一尹錫悦らだけは激怒はどころか、あの何という大統領当選者が個別的な外交事案に対する立場を明らかにするのは不適切だといいながら目をそらしている」と明らかにした。

このメディアは「８４０万人余りに達する朝鮮の若者を強制連行してアジア征服のための戦場と死の苦役の場に追い込み、２０万人の朝鮮女性に性的奴隷生活を強要した日帝の天人共に怒るような犯罪を暴くのが不適切なのか。それとも独島（ドクト、日本名・竹島）はわが土地だと堂々と言うのが不適切なのか」と伝えた。

また、「このような親日行跡は日本の歴史歪曲策動に対する尹錫悦のおしのふりが決して外交的問題や任期開始前の公的な理由のためでなく、骨の髄まで体質化した親日的本性の発露であることを如実に見せている」と話した。

これに先立って、キム・ウネ当選者報道官は先月３０日、ソウル通義洞（トンウィドン）業務引継ぎ委員会ブリーフィングで日本教科書歪曲に対する立場を聞く質問に「まだ当選者の立場なので個別的な外交事案に対して立場を表明するのは不適切だ」と答えた。