パク・チャヌク監督・是枝監督がカンヌ映画祭コンペ部門に…俳優イ・ジョンジェの監督デビュー作も招待
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.15 15:37
韓国と日本の巨匠監督がそれぞれ作った韓国映画2編が来月17日(現地時間)からフランスで開かれる第75回カンヌ国際映画祭の公式コンペティション部門に招待された。パク・チャヌク監督の新作『別れる決心』と是枝裕和監督の『ベイビー・ブローカー』が公式コンペティション部門の招待作(計18編)に入った。『ベイビー・ブローカー』は是枝監督が俳優ソン・ガンホ、俳優カン・ドンウォン、女優ペ・ドゥナ、歌手IU(イ・ジウン)など韓国俳優と韓国で撮影した映画だ。ドラマ『イカゲーム』のスター、俳優イ・ジョンジェは主演・演出を兼ねた監督デビュー作『ハント』で非コンペティション部門であるミッドナイト・スクリーニング(深夜上映)部門に招待された。カンヌ映画祭の主催側は14日(現地時間)、パリで今年の招待作リストを発表した。昨年コンペティション部門に1編も入らなかった韓国映画は今年の参加で悔しさを晴らすことができた。
パク・チャヌク監督は『別れる決心』で『お嬢さん』以降6年ぶりにカンヌ・コンペティション部門に復帰する。山で起きた変死事件を担当した刑事が死亡者の妻に会った後、疑いや関心を同時に抱くことになる話を描いた。俳優パク・ヘイルと中国女優タン・ウェイが主役を演じた。パク監督には4回目のコンペティション部門への招待だ。韓国監督の中でホン・サンス監督と共同で最多記録だ。2004年映画『オールド・ボーイ』で初めて招待されて審査委員大賞を受け、2009年『渇き』で審査委員賞を受賞した。パク監督は「パンデミックが終わっていない状況で参加する映画祭でさらに特別だ」として「これまで映画館での集団観覧の意味について考える時間が十分にあった。今回のカンヌでチャンスが与えられ次第に他の映画もたくさん見て誰よりも長く起立拍手をしようとする」と伝えた。