「生存者は失語症」…3000時間飛行ベテランの「ヘリ墜落」ミステリー=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.04.11 09:52
8日に済州(チェジュ)馬羅島(マラド)海上で墜落したヘリコプター事故の原因をめぐり、いくつかの可能性が提起されている。事故ヘリコプターはベテラン操縦士が操縦し、事故当時の気象も悪くはなかったという。
南海(ナムヘ)海洋警察庁によると、8日午前に済州道馬羅島沖で墜落した海警ヘリコプター(S-92)機長のチェ警監(47)は24年間・3155時間、副機長の故チョン・ドゥファン警衛(50)は23年間・3238時間など飛行時間が3000時間を超えるベテラン操縦士だったことが分かった。事故が発生したヘリコプターでもチェ警監は328時間、チョン警衛は379時間飛行していた。このため操縦の未熟で事故が発生した可能性は低いという見方が出ている。
南海海警の関係者は「当時、事故ヘリコプターを操縦した機長と副機長は各種出動業務などに投入された時間が3000時間を超えるベテランだった」とし「したがって夜間にも動く船に低高度で接近する任務を何度も遂行してきたし、経験も十分にあった」と話した。しかし夜間に海上を飛行して艦艇に離着陸するのは高難度であるため、操縦の経験とは関係なく常に事故発生の可能性はあると、海警側は伝えた。